9月の調理プログラム

台風15号の影響により、自宅で停電する中生活をしていたメンバーも多数いたことから、シェフによる「一品もしくは簡単ランチ」の予定を変更し、災害対策として「炊飯器なしでご飯を炊く方法」を参加者各自に実践してもらう内容としました。

具体的にはジップロックの中にお米と水を入れたものを沸騰した湯の中で炊く、という方法です。一緒に卵もゆでてみました。

二つのシンクを参加者8人が順番に使用して米とぎ、計量、浸水、炊飯を実施した結果、ご飯がちょうどよく炊けたメンバーもいれば、硬かった~というメンバーもいて、浸水時間の違いが関係しているのかもしれないという説も上がりました。ゆで卵に至っては、スタッフの段取りミスで沸騰してから卵を入れたため、思ったより固まっておらず、殻をむくのに苦戦しましたが、誰もスタッフを責めることなく平和に胃袋に納めてくれました。時間の調整をすればよかったと反省すると同時に、こうした優しさは災害時の困難な環境の中でも大きな支えになると感じました。

 

参加者の感想をご紹介します。

・臨場感があった。

・思ったより短時間で美味しくご飯が炊けるのがわかった。

・米1合、水200cc、20分と基本を覚えておけば簡単にできる。

・計量や時間によって炊き上がりに違いが出ることがわかった。

・災害時に十分に活用できる、さっそくジップロックを購入する。

・オール電化なので自宅での実践は難しい。

またその他に

・鍋、ジップロックが無かったら竹を鍋の代わりに使って炊けないか?

・大鍋に複数人数分のジップロックを入れると温度が下がると思うので、もう少し炊く時間を延ばしても良いかも。

・麺類でもできそうな気がする。

などの意見もありました。

 

実際にやってみて振り返り、気づきや工夫まで掘り出すことができる、メンバーの底力をあらためて感じるプログラムでした。