防災訓練を行いました

当センターでは年に一度は防災訓練を行っています。今年度は10月25日(金)に実施し、主に次のような訓練を行いました。

———
<想定する条件>
1.当センター利用中に災害が発生
2.帰宅困難
3.建物倒壊の危険から、避難が必要
4.避難先ではガス・水道が停止
5.買い物困難
6.炊き出し・給水なし

<訓練内容>
・地震発生時の初動の確認
・避難先の確認
・非常持ち出し品の確認
・インフラ停止状態で常備品での炊飯
———

災害時には道路寸断などで帰宅困難になることが起こり得ます。いつどこで避難しなければならない状況になるのかはわかりません。毎日服薬している薬など、避難時に必要なものは常に持ち歩いておくのが良いと思います。今回は当センターで常備している防災品を確認してもらい、「その中にはないが、自分には必要なもの」を各人に考えてもらいました。当センターでは寝袋・マット・非常食など、避難先で丸一日過ごせるような非常持ち出し品を用意してありますが、これら以外にも人それぞれに必要なものがあるかもしれません。

また、避難やインフラ停止状態が長引き、非常食が尽きたときに備え、常備品だけで炊飯ができるよう、家庭にあるような鍋とカセットコンロでご飯を炊いてみました。「水・米・鍋・カセットコンロ・カセットガス」があれば、一定期間生き延びるのに最低限必要な水分やカロリーはなんとか賄えるでしょう。災害時には電源や通信インフラが停止することもあるので、鍋でのごはんの炊き方をマスターしておいたり、手順を紙に残しておくのも良いかと思います。

 

今回の訓練ではできませんでしたが、排泄の備えも大変重要なことと考えています。排泄ができなければ、またたく間に健康を損なってしまうからです。水洗トイレが使えなくなったときに、快適とまではいかなくとも、躊躇せずに排泄ができる準備や模擬訓練もしていけたらと考えています。