賛助会費を活用し、WEBセミナーを受講しました

3月11日(金)「特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構・コンボ」さん主催のWEBセミナーを受けました。コンボさんは、精神障害を持つ人たちが主体的に生きる社会の仕組みをつくることを目的として設立した団体です。たぬき工房はコンボさんの賛助会員になっています。

たぬき工房ではこれまで、コンボさんが発行しているメンタルヘルスマガジン「こころの元気+」や、主催されているセミナーなどからさまざまな情報やヒントを得て、活動に反映しています。今回受講したセミナーは「こころの元気+まつり!」で、「こころの元気+」の人気連載コーナーをオンラインでやってみよう!というものでした。実際には3月4日に開催されたイベントの録画をオンデマンド配信で視聴しました。

連載の中でも人気の高い2つのテーマから、実際の体験談を聞くことができました。

テーマ1「私の働く生活ストーリー」では、フラフラの状態から徐々に気持ちと生活を整えた後、仕事(作業所への通所や福祉的就労を含む)をするための準備と心構え、そして実際に就業してからの自分のメンテナンス法などを3名の経験者のお話を伺いました。

テーマ2「こんなとき、あんなとき・・・私の打ち手!」では、不安や焦りで自己コントロールができない時に打つ必殺技と、その必殺技を編み出すまでのプロセスを4名の経験者から伺いました。

日常の中で思わず笑ってしまうような話もあれば、その経験の奥深さに圧倒された話もありました。共通項として「小さなことの積み重ね」「自分への正当な労わりの大切さ」「外に評価を求めない生き方」ということがあったかと思います。

コロナ渦において活動しにくくなった部分もありましたが、オンラインセミナーが普及したおかげで、このようにリモートでさまざまな情報を得る道が開かれました。今後もこのような機会を大事にしながら、活動に活かしていきたいと思います。

最後になりますが、今回のセミナー受講費用は、賛助会員様よりいただいた会費を元に支払わせていただきました。賛助会員の皆様のおかげでこのような機会を得ることができました。いつもお力添えをありがとうございます。今後も利用者の皆様のために有効に活用できるよう、努力してまいります。