調理プログラム ~コロナ対策編~

新しい年度がスタートし、早くも2ヶ月が過ぎました。
今年度は、新型コロナウィルス感染予防を最優先にしながら、なるべく今まで通りのプログラムを維持できるよう、さまざまな取り組みをしています。

安全のために「やらない」という選択肢もありますが、何ができるか?を考えることが、事業所の底力やスタッフ・メンバーそれぞれのスキルに繋がっていきます。
ということで、今年度は・・・

~ひとりでできるもん 調理編~ 「調理プログラムNEO」

をスタートさせました。
初回の塩レモンは、ドレッシング、お肉の味付け、ドリンクのアクセントなど、それぞれの食卓で大活躍。
第2回目となる6月は「夏みかんマーマレード」です。

トップバッターは男性メンバー。これまでの調理プログラムでみるみる腕を上げてきた精鋭です。今回の特色は、皮の下茹でと加熱を2日にわけて行うというもの。
道具の準備、段取り、時間管理、そのほぼ全てをひとりで行うのがこのプログラムの目的ですが、
出来上がりは??

結果はなんと、加熱しすぎでカチコチの飴状態に…
本人よりもスタッフが慌てる大惨事となりましたが、失敗の元をたどり、軌道修正していくプロセスが何より大切。
早速、スタッフによる情報の共有と検証を行い、次のメンバーにバトンを渡す準備を行いました。
たぬき工房のスタッフは、通常1日2名で担当。常勤・非常勤のスタッフ同士で状況を判断しながら、さまざまな作業の指示を繋げていきます。

検証の結果、失敗の原因は
1. 火が強すぎた
2. マーマレードの基本的な「硬さ」のイメージがあいまいだった
3. レシピ指定の材料が揃っていなかった(企画担当スタッフ小黒の凡ミス)

そして、新たな試みとして
1. 材料の分量を調節する
2. 火力がコントロールしやすいカセットコンロを使う
3. メンバー間で共有できる「伝言板」を作る

この伝言板のおかげで、その後の仕上がりはすべてパーフェクト。色鮮やかなマーマレードにご家族もきっと喜んでくださるでしょう。
なお、初回の飴状態となった「作品」のその後はスタッフ会議を経て、お湯を足して湯せんでゆるめ、失敗を感じさせない仕上がりとなったことを申し添えておきます。

まだまだ感染予防に注力する時期に加えて、既存のプログラムをどのように進めていくか?判断を迫られる時期となってきましたが、たぬきスタッフによる専門家会議「新しい生活様式~たぬき編~」の実践を明るく楽しく目指していく所存です。

この状況下で、今年度もさまざまな方面で活躍されている方からの賛助会員、団体会員のお申込みをいただき、スタッフ・メンバー一同、本当に心強く思っております。ありがとうございます。
たぬき工房らしい事業を継続していくことが皆さんへの恩返しとなります。このブログや会報「たぬき通信」にてさまざまな取り組みを報告していきますので、引き続き応援をよろしくお願いします。